コラム21 香港でのハイキング

香港といえば、高層ビル、グルメ、ショッピングというイメージがあるが、実は地域の40%がカントリーパークに指定されている、自然豊かな土地でもある。こうした場所では、オリエンテーリング大会も開催され、日本人のオリエンテーリング愛好者の人気の大会ともなっている。

 

イギリス統治の伝統によるものか、カントリーパークは非常によく整備され、実際歩いている人も多い。イギリス統治の伝統によるものか、カントリーパークは非常によく整備され、実際歩いている人も多い。全長100kmのマクリホース・トレイルでは、毎年11月にトレイルウォーキング大会(トップのタイムからすると当然走っていると思われるが)も開催されている。近年ではトレイルランニングの大会も数多く開催されるようになっているという。

 

南国的な緑豊かな植生の中を、遠くに高層ビルを眺めながら歩く。その対照的な光景が香港のハイキングの魅力の一つでもある。

 

長短を問わずたくさんのトレイルがあるが、その多くで道標が完備されている。さらに興味深いことに道標や要所要所にUTMによるグリッド表示がなされている点だ。道に迷ったり遭難した人が助けを求めても、もともと迷うような人は地図が十分に読めないのだから、自分の居場所をうまく伝えることができない。日本でも雪山では、居場所を明確に伝えることができないために、救助隊が出動しながらも救助が遅れて大事に至るケースもある。グリッド表示があれば、確実かつ正確に居場所を伝えることができるのだ。日本でも滋賀県の一部のコースでグリッド表示が示されているという。実際に使う場面は少ないにしても、道標に利用されるようになれば、関心も喚起されるだろう。検討したい情報提示である。

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