コラム29 アウトドアショップの意気込み

アドベンチャーレースの装備を購入に、御徒町のアートスポーツに行った。アウトドアスポーツ部門は別館と本館に分かれるほど、昔からアウトドアスポーツ全般には力を入れており、多摩オリエンテーリングの大会などには賞品提供もしている。

 

今回訪れてびっくりしたのは、コンパスの充実ぶりである。アウトドアの定番であるベースプレートコンパスが置いてあるのはもちろん、その品揃えがすごい。俯角を調整して、全世界で使えるレクタのコンパスがある(DO-315)。スントのリストコンパス(腕時計のように手首につけるタイプ)は一般のアドベンチャーレーサーにも十分役立つものだが、競技的なオリエンティアでないと使わないスントのアロー5、かつてノルコンパスと呼ばれたサムコンパスのモデルが置いてあるのにはびっくり。

 

売れるんですか?と聞くと、「ごくたまに出ます」という返事だった。売ることが目的ではなく、アウトドアの専門店として、存在する以上は置いておきたい、という志のようだ。「ないのはモスクワコンパスくらいですね」と言って、たまたま持っていた現物を見せると興味深そうにメモに取り、後で調べてみますと、品揃えに意欲を見せていた。

 

あとはそれぞれのコンパスの適性とか、どんな場面でどうコンパスを使えばいいのかという点も含めて簡単でもいいから解説がついていれば言うことなしだろう。ギアマニアでなくとも、一見の価値のあるショーケースである。

 

ちなみにある山ショップのオーナーによれば、「コンパスの売れ方は他のギアの1/10ですね」という。消耗品以外は一式揃えるなら、他の装備と同じ数だけ売れねばならないはずなのだが、それだけ売れていないということだろう。かつてコンパスの携帯率について調べた時にも、リーダクラスで4-5割程度の所持率だから、1/10は少なすぎるとしても、登山者全員で見たら、せいぜい5人の一人以下というところだろう。地図はコンパスを持って初めて100%真価を発揮する、という考えがスタンダードになる必要がある。

 

2月24日、25日はお問合せやお申込みへの返信をお休みさせていただきます。ご了承ください。

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