5月18日に理事会・総会が開催されました。本法人も2005年の設立以来満20年を迎える年として21期がスタートしました。理事会では21期の予算案と活動計画が承認されました。また総会では、20期の事業報告および財務の状況についての報告があり、こちらも満場一致で可決されました。総会の参加の皆様、ありがとうございました。
20期はコロナ禍から完全に復帰し、イベント参加者も好調でした。またMF100マイル(トレラン)、OMMの安全管理を引き続き受託しました。これらの事業により若干ながらも(22,974円)正味財産を殖やすことができました。会員の皆様のご協力に感謝します。
21期も特別な事業はありませんが、2年の一度の富士山麓12時間ロゲイニングが開催されます(現時点で既終了・詳細は今回のブログ記事をご参照ください)。また1月の有度山トレイル三昧をフラッグシップイベントとして、その他に「初めてのナヴィゲーション」、「オリエンテーリングin朝霧」、「丸子アルプストレイルレース」などのイベントに協力していきます。また、アウトドアでのリスクマネジメントについてもオンラインによる講習なども提供していく予定です。
法人の活動外にはなりますが、理事長村越は、今年11月に東京で開催されるデフリンピックの競技責任者を務めています。このイベントは、4年に一度開かれる聴覚障害者のためのマルチスポーツ国際大会で、21種目が開催されますが、その中でオリエンテーリングも、11月15・16日(日比谷公園・スプリント)、同20・21・23日(大島・フォレスト)の日程で開催されます。日比谷ではビル群の中で多くの一般の方が見る中で、大島ではカルデラの中の微地形で世界のトップが競います。日比谷では観客として見ることもできる見込みです。大島ではライブ配信が行われる予定です。
今期も当法人の活動にご期待ください。
詳細は「現在・今後の活動のご紹介 」からご覧いただけます。
<主催事業>
<他団体による主催(M-nop協力・村越の講師参加等)>
去る5月31日、オリエンテーリングの聖地である富士宮市の朝霧野外活動センターで同センターと共催で富士山麓ロゲイニングを開催し、141名のロゲイナーが広大な自然の中での12時間のロゲイニングに挑戦しました。週に入ってからの予報では雨[が予想されていました。時間帯によっては雨に見舞われたものの、激しいものではなく、スタート時もフィニッシュ時もまずまずの天候で、無事競技を終了することができました。
12時間だけに地図も広大(約40cm×80cm)で、地図を配られた時に参加者から漏れる「でけー」というつぶやきが主催者としての快感です。この範囲のポイントを、村越、小泉、伊藤樹、中島の4名で、計10日でCPハンティングをしました。約70%が写真方式、30%がフラッグ方式で、フラッグ方式の中には、オリエンテーリング競技会でも利用されている微地形で名高い根原地区なども使われており、参加者にとってもフィジカル・テクニカルなチャレンジになったことと思います。
今回は、南部の白糸・上井出エリアが多かったことから、バスも利用可能としました。南部は通常の路線バス運行エリアですが、ほとんどのエリアでは、新富士―河口湖の特急バスが3本走るだけであり、トップチームにはほとんど作戦に影響ないだろう、一方で走力のないチームにも遠隔のポイントを楽しんでもらえるのではないかという発想で、今年初めの有度山ロゲイニングでも行った対応でした。結果的には上位でもバスを使ったチームもあり、それによって作戦にも複雑さが生まれ、楽しんでいただけたようでした。トップになった柳下・福島組は、バス利用なしで天子山地を全山縦走し、断トツのトップタイムをたたき出していました。
闇につつかれる時間帯に、ヘッドライトが会場に戻ってくる様子も12時間ロゲイニングならではです。疲労困憊のはずなのに笑顔でフィニッシュし、口々に「ありがとうございました!」と挨拶されると、運営の苦労も報われます。2年後は富士山西麓の広大な森林エリアも利用可能になるかもしれません。皆さんもぜひおいでください!
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