今回の会員ブログは簡易版にてお届けします。
※お知らせ※
2026年1月31日、2月1日に当法人フラッグシップインベント有度山トレイル三昧を予定しています。運営にご興味ございましたら是非お声掛けください。
詳細は「現在・今後の活動のご紹介 」からご覧いただけます。
<主催事業>
<他団体による主催(M-nop協力・村越の講師参加等)>
<村越が関わる国際イベント>
管理職を離れ、まとまった時間が取れることになった今年、念願であった北欧への学校安全の視察にでかけた。9月11日から29日まで、3週間近い大出張だ。日頃から国際共同研究をしているわけではないので、訪問先のリストアップ、交渉、ヨーロッパでは当たり前かもしれないが、なかなか返答がない状況にも心が折れそうになる。
日頃はできるだけコネを使わないことを心がけているが、今回は最大限に利用した。スウェーデンにはかつての日本代表選手が長きにわたり在住しており、向こうで教員資格までとって教員勤務経験もある。彼女には事前の情報収集から現地でもかなりお世話になった。フィンランドはなんと学内に留学経験のある若手の研究者がいることが分かった。さっそく現地とコンタクトを取ってもらう。さらに、夏には大学のオリエンテーリングクラブの後輩が、フィンランドの教育事情視察のため官庁から派遣されていることが判明。フィンランドの教育事情のレクチャーを受けたり、現地で訪問すべき場所について多くの情報を得ることができた。ノルウェーではオリエンティア仲間に頼った。ノルウェーの元ナショナルチーム代表のビルギッタ・フスビーを紹介してくれた。体育大学の教員をやっており、ノルウェースポーツ科学大学の教員を紹介してくれた。
研究上の紆余曲折はここでは書かない。3回ある週末は、ノルウェー、スウェーデン、フィンランドにあてがった。この時期の北欧、きっとどこかでオリエンテーリング大会があるだろう。北欧じゃあどうせ週末は大学も学校も訪問することはできない。日本も働き方改革で休日は休むべきだろう。大手を振ってリフレッシュしよう!
結果として、現役時代でもしたことがないような4週連続7レースのオリエンテーリング三昧。
まずはノルウェー
そしてスウェーデン、フィンランド、日本、国際成人力調査上位4か国の夢の共演である。おまけに、北欧の学校はオリエンテーリングが必修。あちこちで、オリエンテーリングが北欧の生活になじんでいることが確認できた。

スウェーデンでは地域選手権のナイトOにも出てみた。
テレインは若干の容赦があったがコースは容赦なく、緊張感のあるレースが楽しめた。日曜日のロング種目で会場まで送ってくれたアニカは、こちらの経験を話すと、「私の兄弟もナショナルチーム代表だった」という。スウェーデンでだ!名前を聞けばもちろん知っている90年代の代表的選手。ワールドカップの年間チャンピオンでもある。送迎の御礼に全日本選手権の地図が印刷されたクリアフォルダを渡したら、無茶苦茶喜んでくれた。「私、家が火事になったら、過去のO-mapは必ず持ち出すわ」。私のオリエンテーリング始めたての地図も、今でも手を伸ばせば届くところにある。
4週目が那須塩原での全日本選手権ミドルロング。3週連続北欧での成果は出た。いい感じのレースだった。H21Aだとさすがにそれでトップと130%をようやくきるくらいか・・・。まだまだ修行が足りない。翌日のロングM21Aで一矢報いるか、と思った7レース連続チャレンジは、突然の終わりを告げた。ミドルで出た行方不明者はその日のうちに発見することはできず、翌日のレースは中止になった。私自身も捜索活動の統括に立つことになった。
日頃山岳遭難を研究対象とするものとして、「山での行方不明なんて、捜索活動が間抜けなのだろう」と思ってはいたが、実際に探してみると、神隠しにあったのか、それとも宇宙人に連れ去られたのかと思うほど、どこにもいない。3日後に地図は見つかったものの、それから遺体が発見されるまで10日。18日にようやくご家族のもとに返してあげることができた。
事後の様々な対応、その間を縫って次第に密度が増すデフリンピック(聴覚障害者のための国際大会)の準備。美しい季節を愛でる間もなく11月に突入した。その11月のメイン・イベントはデフリンピック。前号ブログでも紹介しましたが、観戦ガイドが公表されています。前述活動紹介の記事に記載のURLからご覧下さい。